EC事業、ネットショップの経営が順調に推移して売上が伸びてきたり、逆に停滞感を感じたり。そのような場合に経営者の判断として、サイトリニューアルを検討されることが多いと思います。
しかし、安易にリニューアルをして売上が下がったりすることもあるので注意が必要です。
しかし、安易にリニューアルをして売上が下がったりすることもあるので注意が必要です。
目次
なぜリニューアルをしたいのかを考える
サイトリニューアルなど、見た目を大幅に変更したい場合、なんのためにリニュアルするのかをしっかり考えることが重要です。
「なぜ見た目を変更するのか」という理由が、単純に「関係者が見た目に飽きたから」という理由であれば、リニューアルをしても本来の求める改善や本質的な課題に対しての解決は難しいでしょう。
まずリニューアルの前に
- なぜリニューアルを考えているのか
- リニューアル後に期待すること、指標の改善は何か
- どの程度の予算、時間を使うか
- リニューアルの前に改善点や課題点についての抽出は完了しているか
まずこれらの事を考えておく必要があります。この部分をおろそかにしてしまうと、リニューアルによる抜本的な改善は期待できません。
すでにこれまでの事でおわかりかもしれませんが、リニューアルでとても重要な視点は
「見た目」を変更することではなく、
「構造、ルール」を変更することなのです。
リニューアルするならこういう時
以下のような場合にサイト全体のリニューアルを考える場合が多いです。
- ナビゲーションをいちから構築したい。
- 見た目パーツのサイズ感を全体的に変更したい。
- 販売戦略上でサイトでの構成を大幅に変更したい。(戦略が変われば売り方も変わる場合がある)
- 新しいロゴマークや店舗名に合わせて使いにくかった部分を使いやすく変更したい。
- ターゲットやコンセプトをさらに研ぎ澄ませるためにサイト構造を再構築したい。
- 店舗に規模感を出していきたい(ブランディングしていきたい)
- 業界1位になった店舗の立ち位置をより強化するため(ブランド戦略を推し進める)
- 業界のトップ店舗が曖昧(横並び)の場合、リニューアルによりブランド力を高め、業界トップを認知させることでお客様からの信頼感を得たい場合。
- 埋もれている商品を表に出して回遊性を高めたい。
リニューアルする場合には、店舗内の課題や問題点だけではなく、競合会社とのサイト比較においても強み弱みを抜き出し、弱いところを補完し、強みをさらに強くすることで店舗の独自性を出していくこと。これがリニューアルの要点です。
まとめ~各部署との連携をしっかりと行おう
構造(販売スキームや販売戦略、客層戦略、価格戦略)やルール(カテゴライズ、販促手段、使用する言葉)が変わるから見た目もそれによって変わる、ということを覚えていてください。
また、構造やルールを変更することになるということは、ネットショップ事業部だけではなく、営業、受発注、物流など様々な部署と連携を取る必要があります。全社できっちりとした商品販売についての課題を抽出して、それをショップに反映させていくことでさらに店舗の総合力があがると考えます。
おおよそリニューアルをする場合は、経営者からの声でスタートすると考えられますが、経営者とショップ運営担当者だけの問題ではないということを意識しましょう。
また、構造やルールを変更することになるということは、ネットショップ事業部だけではなく、営業、受発注、物流など様々な部署と連携を取る必要があります。全社できっちりとした商品販売についての課題を抽出して、それをショップに反映させていくことでさらに店舗の総合力があがると考えます。
おおよそリニューアルをする場合は、経営者からの声でスタートすると考えられますが、経営者とショップ運営担当者だけの問題ではないということを意識しましょう。